フォト講座/談義 カテゴリーのアーカイブ

新体操の発表会写真

2010年5月15日 土曜日

先日、新体操の発表会の撮影を行った。この撮影は今回で4回目。

屋内での動きのある撮影には毎回、悩まされてきた。以前に比べて、進歩したことは、カメラの高感度時での画像劣化の減少されてきたこと。しかし、200mmの望遠レンズでさえ、露出を考えると、開放にしてもシャッタースピードは1/100位までしか上がらなかった。

そして、縦、横位置と素早く切り替え1脚を使用して撮影するも、しっくり行かず、結局、手持ちで撮影をしていた。連射設定で機関銃の様に撮影することもあった。1回シャッターボタンを押して、3、4枚撮影するというスタイル。色んなことを試してきた。しかし、ブレ、ピンボケも多く、使える写真はかなり限定されていた。

しかもクライアントからは、グループ演技の際でも、グループでの写真よりも、ピンの写真を要求されてきたので、瞬間瞬間の被写体を探すことで必死だった。どうも毎回、自分の中で最終形だと言えるしっくりと行く撮影スタイルが確立できていなかった。

近年、デジタル一眼レフカメラで動画撮影が出来る様になった。よって、動画関連機材をフォトグラファーも持つ様になった。そこで、前日にぱっと閃いたのが、動画用三脚で写真すればどうかということ。動画用の場合は、動きがスムーズ、しかし、横位置しか撮影できない。でもよくよく考えてみると、アウトプットが2Lサイズであり、2000万画素を超えるカメラであれば、必要なものは縦にトリミングしても品質には問題ない。

まずは、リハーサル時に練習。かなりいい手応え。動きにも追従できるし、手持ちではないので、ぶれない。そして、動画の場合はレバーを使用して動きに追従するが、それだと片手が拘束され、シャッターが切れない。また、動きを追えない。そこで、三脚の設定を一番緩くし、脇にレバーをはさみ、ファインダーを覗き、体ごと被写体を追従する写真撮影スタイルで撮影する。という結論になった。

この撮影スタイルだと、スチールのみならず、動画にも使える。これからの私のハイブリッド撮影スタイル。
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あおい体操クラブ http://web.mac.com/noririri/iWeb/AOI.R.G/Welcome.html

ウェディング撮影

2010年3月28日 日曜日

昨日はいい天気だった。

テラスのある素敵なレストランで行われた。スタジオからは歩ける距離で、文京区小石川の閑静な住宅街にあるイタリアンレストランのAOI NAPOLI

ずっと、ミゼラブルな天候が続いており、まるで神様が二人を祝福するかの様にいい天気になった。ウェディングパーティー日和、テラス日和という感じだった。

テラスと室内をフルに活用して、楽しい、パーティーが行われた。カップルは既に海外挙式を行われたので、この真昼のテラスの雰囲気の場所を気に入られたのだろう。幸せムードが漂っていた。

撮影者の立場から技術的な観点で記載すると、屋内と屋外の明るさが全く異なるので、全てマニュアル撮影をしている私にとっては、露出をアジャストするのがハード。また、屋内撮影でも窓際と奥の方では、全く明るさが異なる。自然光、環境光での撮影か、ストロボ撮影なのかの好みもあるので、両方を押さえておきたい。それでもカメラに撮りたい絵をイメージし、「意」を伝えたいので、オートでの撮影はしたくない。

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お幸せに!100328e

赤ちゃん撮影

2010年3月22日 月曜日

世間は連休の最終日。

本日は街も静かで、時間の流れがスロー。連休最後の撮影は生後2ヶ月のお姫様。

お姫様は、本日、ずっと眠ったまま。ご家族の皆は撮影なので、目を覚まそうと必死。しかし、お嬢様はマイペースで、おかまいなし。これだけ、ストロボが光るのに。ご家族によると、普段は寝かすのが大変で、こんなことは滅多に無いとのことだった。きっと、お姫様は本日は祭日で休息日という主旨を理解していたのだろう。眠った顔がとても可愛く素敵でした。

ご本人一人、ご家族全員で、また、本人とご家族の1名ずつを色々な背景にて、バリエーション豊に撮影することが出来た。

プロモデルやタレントが被写体の場合は、企業の商品やサービスに対する想いはあるが、被写体自体には想いは感じない。作品撮りの場合はクリエイターの想いに応えてたい。宣材写真や就職写真の場合は自分をショーアップしようという意図が伝わる。被写体が赤ちゃんの場合は、全く邪気がなく、ご家族の健やかな成長を祈る想いが強烈に伝わってくる。色んな「想い」をカタチに表現して行きたい。

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素敵な撮影を担当させて頂いた。また、時系列的に成長のシーンを写真に表現していければと思う。

作品展示

2010年3月16日 火曜日

2月14日付けの私のブログに記載した作品の展示作業が行われた。

毎年、テーマが設定されており、今年は ”Neo Baroque” というテーマ。バロック(Baroque)は、16世紀から17世紀にかけての時期でルネッサンスの後。ローマやヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパ全体へ広がる。美術や文化、音楽、建築等の様式。

ちょうど、バロック建築の楕円の天井からの光に向かって、力強く向かっていく像をモチーフとして、ヘアースタイルが施された。蛍光灯や勿論ストロボの無い時代であり、タングステンやロウソクの光を意識しての雰囲気や色合いで作品を仕上げた。モデルのポーズや雰囲気も、ヘアスタイリストさん達とのコンセンサスを取りながら撮影し、アウトプットに至まで、ひとつのコンセプトやテーマに沿って仕上げていった。

モデルキャスティング、撮影、現像、レタッチ、グラフィックデザイン、額装制作作業等に参画した。ヘア、メイク、ネイルの作品であり、美容の専門家が行ったので、その部分では安心することが出来た。

今回の作品は12枚の絵をシームレスに繋ぎ合わせ、ひとつの大きな絵にした。想定外に時間と工数がかかった。1枚1枚を繋ぎ合わせて、違和感無き様に繋ぎ合わせるレタッチ作業が数日間に及んだ。また、最後の展示する行程では、いかにし物理的にシームレスに繋げて展示することができるかに数週間検討し、悩み続けた。

また、マットカンバスへの吹き付けだった為、最後まで色合い、風合いに微調整を強いられた。

下記の写真はプリント乾燥、エイジング行程。スタジオに並べる。

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木枠への張りつけ行程。今回は木枠の側面も作品になるので、巻き付けての釘打ち作業、及び、ピタリと横の作品に合わす為に、コーナーの処理に神経を使った。この作業も想定外に時間を費やすことになった。気がつけば、「線路は続くよ、どこまでも」と口づさんでいた。

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設営現場に立ち会った。私は寝不足と釘打ちの筋肉痛でフラフラ、ヘロヘロだった。若手の美容師の方々がエネルギッシュに設営を行った。

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これらの作品はスタンドアロンでも一つの作品となり、組み合わせると大きなひとつの作品になる。このシームレスな展示方法は企業秘密としたい。展示が完了すると、誰からともなく、現場にいた全員が拍手。

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私のお気に入りはこの作品。どっしりとした、なんのポーズも無い、「ザ・ポートレート」と呼びたい重厚感のある作品。この作品のヘアスタイリストの方は撮影時から、あれこれとバリエーションのある撮影をする様なリクエストせずに、構図や表情を絞って、拘りのリクエストをしてくれた。若手で美しい素敵な美容師さん。

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これで少しはゆっくりと眠れそう。

宣材写真撮影

2010年3月13日 土曜日

本日は終日、自分のスタジオでの役者の新人達のプロモ写真撮影。

私は最初からポーズや表情について、注文や指導はしないことにしている。まずは個性を見たい。カメラに向かった際に逃げずに、照れずに、向かい合えるかどうかが、いい写真が出来上がるかのキー。実に人間性が出る。

1日で多くの人を撮影する際でも、他の人が撮影している現場に入ってこない様にしている。なぜなら、そのイメージが頭から離れずに、真似ってしまう。それに、もし、ポーズ持ちのモデルの人の現場を見てしまうと、劣等感を持ってしまう。しかし、何が正解ということでも無い。よく動きバリエーションのある人もいれば、微妙にしか動かずにいい味を出す人もいる。

今日、シャッターを押しても押してもポーズが変わらず、全く動かない子がいたので、「少し動いてみる?」と尋ねると、「動いていいのですか?」って聞き返された。私はいつもの如く理屈っぽいジョークで「この国は社会主義国ではなく、表現の自由がある。手や足は自分の意思で自由に動かすことができる」と伝えた。彼女は高校生だったので、唖然とした顔をしていたが、途中で意味を解したのか、笑顔で、断然、テンポ良く撮影することができた。

私はまだ売れる前の新人の方々を撮影の場合は、私の写真で少しでも引きがあればと願いながら、必死に撮っている様な気がする。

本日も、マネージャー兼メイキングフォトグラファーの宇佐見紀子の写真を添付。

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360度、色んな壁の表情があるスタジオをフルに活用して、シンプル且つ微妙なテキスチャーのバリエーションのある写真が撮影できたと思う。何よりも、被写体の皆が、色々な状況を頭の中でイメージしたのだろうか、バリエーションのある表情をキャプチャーすることが出来た。

一人ずつの目指すイメージを忘れない内に、今夜も、まだ、現像作業が続く。

今日、撮影した皆さん、ビッグになってください。

ポートレート写真塾開講!

2010年3月9日 火曜日

先日、ある学生から、「カメラマンになりたいのですが、何が必要ですか」という単純な質問を受けた。漠っとした質問な為、どういう回答を期待していたのかは最初は理解できなかった。後で分かったことは、彼は最低限どんな機材を揃えたらいいのか、それはどの程度の金額が必要なのかという少し「?」な回答を期待していた様。私も単純に回答した。「美しいものと、そうで無いものとを見分ける能力」と。

色んな現場で、フォトグラファー、ビデオグラファー、モデル、ヘアメイク、スタイリスト、アートディレクター等のクリエイター達と出会う。次回も一緒に仕事をしたいなと思う人、上手いなと感じる人は、年齢、経験、クレジットではない。やはり、「美しいもの、そうで無いものとを見分ける能力」のある人。そこに尽きるなと最近、つくづく感じる。

以前のブログ、スタジオHP当HPでもアナウンスしたが、4月から毎週水曜日の夜にポートレート写真塾を開講する。講義や授業ではなく、ゼミ形式で行われる。つまり主体者は塾生自身であり、講師ではない。プロ、アマ問わず、同時に行う。その理由はHPの写真塾のメッセージに記した。

感性がいいか、悪いかは自分では気づかないし、自己評価することではない。また、ゼロワンの世界でもない。人はほんの少しの助言を受けるだけでも、自分の感性をカタチにすることは可能。そして、それを安定して行う技術を身にしみ込ませれば、気がつけば「自分はフォトグラファー」と名乗れるレベルになっている。

その為に必要なことは「探究心」。一方的なハウツー修得型のレッスンだと、そのバランスが分からないのと、応用が効かない。また、不要な事項まで暗記する必要があり、修行時間がかかり過ぎてしまうこともある。自分の作品について、良くも悪くも課題に気がつき、それを実験して解決して行くと、納得がいく。その反復により、自然と自分のスタイルとなっていく。

単純に、(1)今よりもワンランク上の写真を撮れる様になりたい方、(2)デジタル一眼レフライフを楽しみたい方は、デジタル一眼レフのカメラ持参でお越し下さい(機種不問)。お会いできるのを楽しみにしております。

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詳細 http://www.sodaplaza.com/workshop/juku.html