水郷の街 佐原

4月8日に千葉県の佐原へ行ってきた。

ずっと小野川周辺の古い街並みが気になっていた。佐原へは仕事で何度も来たことがあるが、いつも車で通るだけだった。今回、仕事の打合せの前後に時間をつくり、初めて自動車を駐車場へ止めることができた。とても落ち着く風情のある街並みであり、まるで時代劇の映画セットの様だった。また、古い街の中に日本家屋を利用してのイタリアンやフレンチのレストランがあるのが印象的だった。

佐原は3月11日の東北大震災の被災地になっており、この水郷の街である重要伝統的建造物群保存地区の瓦屋根を中心にダメージを受けていたのが残念だった。

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ムービーを回してみることにした。

近くの香取神宮に足を伸ばしてみた。正面の神社の鳥居に工事用の赤いコーンがあり、立て札があったりと、何だか景観が良くないなと思った。そして、参道を歩くと目の前の広がる光景に驚いた。なんと大震災の影響で灯籠が倒れている。それを作業の方々が再度、積み上げている。丁度訪問した前夜の4月7日に震度6の余震があったので、再度、倒れたのだろうか。このときまで、灯籠の石はただ積んでいるだけだとは知らなかった。いや、それ以上に地震のエネルギーが強かったのだろうと想像できた。

ただ、安心したのは神殿は外から見る限りでは建物自体に問題は無かった。とても厳かで「渋い」「シック」という表現が似合う建造物だった。

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