振袖撮影を行いました。

今週、振袖撮影を行いました。

とても笑顔が素敵で元気なお嬢様でした。1年くらい前にレストランでウェイトレスのアルバイトをされている時に、姿勢が良く明るい笑顔が印象的だったので、お声がけさせて頂き、そして今回、ご予約頂き、撮影させて頂きました。なんか、縁を感じます。また、覚えて頂いていた事が嬉しかったです。

ちょうど、振袖の前撮りや成人式シーズンは学校のクラブ活動で行っているチアリーディングの大会時期であったので、この時期にお越しになられました。やはり、着物撮影のハイシーズンである10月〜12月に比べ、色んなバリエーションをゆったりとした時間の流れで撮影する事ができました。

ほんの一部の写真を紹介してみます。
自分の分身である影をあえて入れて、撮影してみました。フレンネルスポットという特殊なストロボアクセサリーを使用した為コントラストの強い画ですが、シフトレンズを使用したので、ボケ味もよく不思議な風合いに仕上がっています。
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逆にコントラストを抑え、柔らかく、且つタングステンミックスで大正ロマンっぽく撮影してみました。スタジオの定常光であるタングステンライトとストロボ光をミックスするのは普通のストロボでは困難です。どうしてもストロボ光の方が強く、色は付きません。Profoto B1という2ワットまで出力を抑えられるストロボに、且つPro Boxというかなりレアーな均等な光を演出するアクセサリーを付けました。1灯でも指向性が殆どなく、2ワットをさらに減光してくれるので、タングステンライトの強弱で色合いをコントロールする事ができます。85mm f1.2のレンズを開放にしてかなり柔らかい風合いに仕上げました。従来はこのライティングをする際は、ストロボ前に2重にディフィーザーを噛まして、ライトと人物を離しての撮影でかなり準備に時間がかかりましたが、今は簡単にセッティングできるので、被写体に向きある時間が創出されます。
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逆光で柔らかい光で白ホリゾント部分の壁にストロボ光を大きめのアンブレラやソフトボックスでバウンズさせて、且つ逆光でも顔を明るく髪にもランタンという全方向に広がる特殊なアクセサリーを付け、ヘッドライトを入れてみました。ミルキーな雰囲気です。このランタンというアクセサリーは酸漿(ほおずき)の様なカタチをしており、光の広がりをコントロールできるこれまた凄いアクセサリー(Light Shaping Tool)です。
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色んなライティング設定を変えて調整している間も、楽しくお話をしながら撮影しました。やはり競技としてチアリーディングをされているので、明るさの中にも芯の強さが感じられました。

待合いに使用しているギャラリースペースでも環境光で撮影してみました。ギャラリースペースは絵に対しての間接光であるスポットライトのみで決して明るくな無いですが、スタジオ用ストロボやクリップオンストロボを使用していないので、開放で遅めのシャッタースピードにしてもISOをかなり上げて脇を締めなければ撮影できません。でもその微妙な素粒子感が銀塩っぽいので、カラーにしてもモノクロにしても独特な雰囲気で、好きです。キーはRAW現像段階で、色温度調整で雰囲気をコントロールできます。
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サウスビーチのオーシャンドライブ(マイアミ)の明るい雰囲気の写真と一緒に。
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そして、ブエノスアイレスのシャビーなモノクロ写真を背景にボカして、素敵な横顔を撮影しました。
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撮影後にギャラリーで撮影データをアルバムにする写真セレクトをして頂きました。このブログには写真掲載しませんが、オーソドックスな写真館風の型モノ写真では無く、かなり個性的な写真達を選んで頂きました。そんな個性的な感性のお嬢様、ご家族の方々が素敵です。

W.Tさん、先日の撮影、お疲れさまでした。ブログ掲載にご快諾頂き、有難うございました。楽しく、素敵に写真撮影を行えました。まだまだクラブ活動の方も頑張って下さい。

振袖撮影を行いました。” への2件のフィードバック

  1. せっかく、コメントを頂きましたが、サーバー移行をした際に、旧サーバー内のデータ復旧が完全にできず、反映されなくなりました。申し訳ございません。引き続き、今後ともよろしくお願いします。曽田

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