作品撮り「無題」

まずはモデルの方を白背景でオーソドックスなライティングで撮影してみました。通常、宣材写真、プロフィール写真のベーシーックのライティングで、メイン、フロント、トップの3灯です。
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そして、逆光でスタジオ中に光を回してみました。
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今度は少しジャンプをして頂き、不思議な雰囲気を表現してみました。
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次は休日の朝の9時頃をイメージして「日常」をモチーフに撮影しました。
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日頃の忙しさから開放され、休日にゆっくりとしている設定です。
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そして、窓際で外を見ながらの考え事です。
実際には15時位の撮影ですが、午前中の外光をイメージしました。
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当社スタジオの窓の外はマンションで外光は殆ど入りません。以前は朝日を設定して撮影する際は窓の外に仕掛けたストロボをシンクロさせて光らせていました。しかし、その場合は光に芯が出来、外に行く程減光して行き、どうもしっくりしませんでした。また、ストロボが熱を持ち、カーテンを燃やした事もあります。しかし、2年前にProfoto B1を導入してからは、出力2W(ワット)迄ストロボ光をコントロールでき、少しの光でもストロボ光よりも相対的に明るくなり、外光を写真表現する事ができました。しかも、F1.2の明るいレンズが使え、視線に近い雰囲気で撮影できます。以前は外のストロボが強く、明るい絞りでは撮影できずに妥協していました。

続いて、昼下がりの夏の4時頃の風合いや光を設定してみました。

午前中に比べ部屋のタングステンの雰囲気と外光がミックスした様子を表現してみました。モデルの方にも休日に考え事をしたりゆったりと「一人時間」を過ごしている設定を伝え、自発的に表現して頂いています。
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これらの写真はProBoxという特殊な物撮り用のストロボアクセサリーを使用しています。このアクセサリーは周辺光量を落とさずに均等でProfoto B1の最小出力光量の2Wを更に2stop程落とす事ができます。よって、環境光とのミックスが環境光側の調光機能で可能となります。平たく言うと、タングステンのオレンジ色とストロボの無色とを空中で混ぜ合わせ、色温度をムーディーにできます。

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そして夕刻の西日を表現する為に、スモールスポットを使用して、GOBOという舞台スポットで光のカタチを作る型を使用して、ブラインド光を演出してみました。光の演出の際はカメラ内蔵のヒストグラムで黒〜グレーの部分を作り、その部分に演出光を当てて構図を考える必要があります。

モデル:Nonoka Yamamoto
メイク:Yuki Haba
フォト:Hiroyuki Soda

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