チアリーダーの撮影

チアリーダーのプロフィール撮影を行いました。

グループでのフォーメーション、そして一人ずつのプロフィールを撮影しました。

1人ずつのプロフィール撮影は皆、それぞれのオリジナルポーズで撮影しました。1人ずつポーズや表情も異なり、各々の個性を感じました。いつもはダンスという動きがありますが、写真撮影は静止した状態での表現であり、勝手が違って大変だったかもしれません。でも、ダンサーという表現者なので、そこは心配不要でした。

グループ撮影は更に難しく、単に個人個人のポーズの集まりでは無く、全体のバランス、表情の一致等が求められます。コーチの方が個性、背丈や得意ポーズ等の全体を考慮してフォーメーションを作り込んで行きました。私に出来る事はレンズ位置からの視線でのスペースやバランスに対してコメントする位です。

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皆にとっては同じ姿勢で数シャッターの間にキープしなければならないスチール撮影は柔軟性や筋力等において、かなり大変だった事と思います。

撮影技術の観点から記載してみます。ライティングは大きめの傘やソフトボックスを使用し、左右均等に当て、更に、髪の毛の艶を出す為にトップライトを当てました。このスタジオは白をベースにしているので、光は回り易いです。また、床はグロス塗料なので、顔への跳ね返りもあり、レフ板の役割をしています。
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今年は新たに、中央前方から柔らかい芯が無く、周辺が減光しないProBoxというアクセサリーを付けたストロボを追加しました。このストロボアクセサリーはサイズは小さいので、床の近くに設営できます。しかも光が均等に発光し、サイズの割にはスポット性は無く、周辺光量が減光しません。傘やソフトボックスはポーズ確認用の鏡を塞がない様に外めに設営し中へ向けました。且つ影が後ろの列の人に付かない様に少し上から当てています。その為、中央部の低い位置の光を補充する為に1灯増やしました。4灯全てが白い壁に反射し、スタジオ内に光を回し拡散する事ができ、明るく影の少ない写真撮影に心掛けました。1人の撮影の場合は多少の陰影があってもメリハリがあっていい面もありますが、グループの場合は後ろの人に影をできる限り被らない様にしたいです。出来上がりの写真は披露しませんが、驚く程、光が回っていて陰影が無く、美しいです。
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環境的には、まず、鏡を置き、各自が自分のポーズを確認できる様にしました。撮影データを直ぐに確認できる様に無線LANで画像をパソコンに飛ばし、且つ、更に別のパソコンを床に置いて、撮影内容を自分のフォーメーションの位置から確認できる様にしました。通常はパソコンは撮影者がアジャストする為に確認用に使用しますが、今回は2台とも被写体であるチアリーダー達の確認用にしました。それにより、シャッター毎に移動して画像を確認しに行き、フォーメーションが崩れる事が無い様にしました。

また、撮影中は髪の毛の乱れ等を考慮し、エアコンを消す事が多いです。そんな中、モデリングランプもLEDのストロボを使用しているので、熱を持たず、多くの被写体でも温度が上がりにくい環境になっています。

毎年、撮影しており、自分の中でも少しずつ皆のニーズに対しての撮影方法を分かって来て、対応する事ができました。コードレス環境も整備でき、出来る限り広く使える様に工夫し、気持ちのいいスペースで撮影に参加して頂ける様、毎回、撮影環境の改善、拡充に心掛けています。また、ヘアメイク場所にギャラリースペースを開放し、広々と準備できる様にしました。私も皆に学ばせて頂いた分、最初の頃よりも随分進化したと思います。

最後はお二人のダンサーと「お疲れさん」写真を撮影しました。長い付き合いですが、スタッフである私がキャストである彼女達と写真を撮ったのは初めてです。
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今回は二人とだけでしたが、皆、気のいい、明るい方ばかりでした。スタジオに、いいエネルギーを運んで頂きました。

追伸:皆様、撮影お疲れさまでした。暑い夏の練習が大変だと思いますが、秋の本シーズンでキレキレのダンスを披露して下さいね。

追記(16.08.09)TOKYO GAS CREATORS のサイトで今回撮影した写真達がアップされていましたので、紹介します。
web_19.26.04
HP : http://www.tg-creators.com/cheer_profile_top/

チアリーダーの撮影” への2件のフィードバック

  1. グループ撮影は大変そうですね。曽田さんの笑顔もステキです。これからもモデルさんと「お疲れさま写真」をアップしてくださると、ファンとしては嬉しいです(^^)。

  2. 釈千手様、コメントが随分遅くなり、申し訳ございませんでした。ブログはたまにアップする程度で、見て下さる方がいる事を知っただけでも嬉しいです。ブログもSNSも殆ど人と交わりが無いので、自分の記録としてブログを記載しているつもりです。しかもいつも理屈っぽい内容なので、オープンすらしてもらえていないと思っていたので、コメントまで頂けたのには嬉しい驚きです。ありがとうございます。たまにアップしますので、また覗いて下さい。今後ともよろしくお願いします。

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