ライスボウル2010

新春1月3日は東京ドームへアメリカンフットボール日本選手権(社会人日本一 vs 学生日本一)であるライスボウルの観戦に行った。

社会人代表は鹿島ディアース、学生代表は母校の関西大学カイザース。午前中はスタジオにいたので、歩いて東京ドームへ。途中、トンカツ屋で昼食をとる。会場前には多くのOB達が関西からも駆けつけていた。

試合結果は、19対16で鹿島ディアーズが優勝した。試合後の多くのコメントでは、「個々やチーム力の実力は歴然だったが、カイザースはよく戦った」というものだった。しかし、私はそうは思わなかった。鹿島ディアースもランプレイでゴリゴリと押していて、関大カイザースはズルズルと中盤では押されていたのは確か。しかし、鹿島ディアーズも詰めが甘く、その割には高得点に至らなかった。ということは、関大のディフェンスが、プレッシャーを与えていたからに他ならない。また、鹿島もパスが決まらず、中央に同様のランで関大をアタックしてきた。それは関大のディフェンスバックのパスカバーが素晴らしく、鹿島にプレーの幅を狭めるプレッシャーをかけていたということ。関大のディフェンスバックは、パスのみならず、ランでも最後は一人で確実にタックルしていたシーンが目立った。あっぱれだった。よって、関大カイザースは、強い鹿島ディアースに善戦したという見方ではなく、違ったタイプの「強さ」「長所」を持ったチーム同士の激戦だったというのが、私の総評。

試合終了と同時に、関学ファイターズの大先輩からメールを頂いた。「関大のチーム力はフットボールの原点に忠実であることを証明しました。関大カイザースおそるべし!」と。

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1塁側の関大応援席は、関東チーム側の観客席に負けないぐらい超満員だった。試合会場には関大ファンと出会った。私の関大一高の水泳部時代の先輩や後輩に出会ったり、東京校友会の幹部の方々と出会ったり。皆、それぞれ、母校の活躍を何年経ってもどこかで気にしていたのだろう。試合が終わっても、カイザースグッズを購入されていく方々が続いた。

試合後は例の如く、カイザースOBの集まりに参加。素晴らしい内容の試合だったせいか、誰一人、暗い酒は飲んでいなかった。その後も磯和監督、中村コーチ、東京カイザースOB会代表の真柴君や数名のOB達と店を変えて集った。店に行くと、そこには偶然、多くの校友(卒業生)達のグループもいて、応援団のOBからも店に迷惑にならないかハラハラしながらもエールを頂いた。磯和監督は、関大カイザースのみならず、関大一高をも日本一にした指導者だ。このもの静かな男は実に魅力的だ。

磯和監督以下スタッフの皆様、選手の皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

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