フルート奏者のプロフィール撮影

先日、フルート奏者の方のプロフィール/セルフプロモーションの撮影を行った。

全身、半身のきちっとしたものから、人柄や雰囲気が表現されるイメージ的なものまでグリーンとピンクのドレス2着での撮影を行った。

クラシックの音楽家の方は音大卒業後にヨーロッパでの音楽教育や活動体験をする方が多い。彼女もその一人で、スイスの音楽学校に通われていたとのこと。彼女のコメントで印象的だったのは、スイスでのフルートの音色は同じフルートでも日本国内とでは音が異なるということ。空気が違うとこれ程まで音が違うと明確に認識されたということ。そして、作曲家の音作りの工夫に関して楽譜に入れる音の意味合いがより理解できたということ。

表現者が海外での生活体験をする事により学ぶことは多いと思う。まず、人生の選択肢や意思決定をする際の選択肢が多くなること、技術の基礎や基本の意味合いを肌で感じたりより頭で理解できること、イベント開催等の何かの行動を行う際の入口から出口のステップを経験すること(反対に言うと、自分で出来なければ孤独で厳しい海外生活でサバイブできない)等を私は挙げる。

私は写真の世界で自己表現をしていて、音楽家とは異なるとは思うが、撮影技術などは好奇心や探究心を持って勉強、研究、実験、練習すれば、プロであれば誰でもレベルはさほど変わらないと思う。が、異なるのは表現力。それは日頃から何を考え生きているか、意思決定する際の選択肢の広さ等が独創性や個性につながり、それが作風の差になって出て来ると思う。

今回は被写体になる方の柔らかい人柄、そして季節感としては「春」を表現したかった。

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上記写真は納品したデータの一部だが、今回の撮影では、様々なライティングをいくつかのレンズ(24-70mm F2.8, 70-200mm F2,8, 85mm F1.2, 180mmマクロ)を使用して工夫してみた。

C.Tさん、撮影はお疲れさまでした。でも楽しかったですよね。上記の私に話して頂いた内容について私の解釈が違っていればご指摘下さいね。フルート奏者としてソロコンサートの開催は大変な事だと思います。少しでも今回の撮影でC.Tさんに貢献できていればと願うばかりです。今後もお体に気を付けて、音楽表現を追求し続けて下さい。

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