撮影会場の設営作業

明日から数日間、美容学校の学生の作品撮りが行われる。連日、学生とモデル達が時間差で入り、朝から夜まで、ギャラリーとスタジオが一杯になる。

今日は前日の会場設営。いつもはギャラリーだが、ここがへアメイク会場に。まずは養生作業から。

以前はこれより高い脚立に登って、集合写真等をよく撮影していた。3年程前にスタジオで脚立から落ちて後頭部を打ってから、高所は怖くなってしまった。毎年、この作業が怖く感じていた。

今年はヘルメットを購入。

バイクを乗らないので、ヘルメットをかぶる事はアメフトをしていた時以来か。きちんと高所作業用のクッションが付いたものを購入してきた。ヘルメットを付けると脚立に登っての養生作業が全く怖くなくなった。不思議だが、こんなに安心感が違うとは。

この後、床にシートを貼って、椅子机やライトを並べて・・・と続く。皆の動線を考え、気持ちよくへアメイクができる様なレイアウトで。その後はスタジオの機材設営。

私は会場設営をして、撮影、データ制作と行っていく。一方、学生達は事前に作品のテーマを設定し、伝えたい事/表現したい事等のコンセプトワークをし、モデル手配、へアメイクデザイン、衣装や小物を揃えたりと大変だと察する。当日はモデルにイメージを伝えながらへアメイクを行う。そして更にフォトグラファーにもコンセプトを伝え、欲しい画のイメージを共有していく。

作品を作るという事は自分の人間観の表現の機会であり、教務の方々も技術をアドバイスする事ができるが、コンセプトやイメージ等の感性や人生観を指導する事は出来ない。学生時代に作品撮りができるのは素晴らしいトレーニングになると思う。クライアントの要望するへアメイクを施すのが技術者であるが、自分が作品主となるので、アーティストのワークフローを体験する事になる。

その最後のアウトプットをフォトグララーとして担当するので、学生の想いに対して全身全霊で対応していきたい。私も若者の感性を吸収できればと楽しみ。

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