和装婚礼カタログ撮影

先日、といってもまだ寒い時期だったが、箱根吟遊という箱根にある温泉SPA旅館で着物のロケ撮影を行った。その時のカタログが出来上がりクライアントから頂いたので、そのタイミングでブログを書いてみる。

 

銀座にある着物レンタルのレイコレクションの和装婚礼のカタログ “Ray NOZAKI Bridal Collection”  。

 

撮影当日は早朝にスタジオを出て、箱根に向かった。ロケ地の箱根吟遊はアジアンテイスト(バリ風)の素敵な温泉宿で箱根の山の斜面にあり、バーやSPAがあり、それはそれは素晴らしい場所だった。

 

モデルは、当日本当に結婚式を挙げられ親族で披露宴を行われたカップルと東京から同行した1名の計3名。毎度の事ながら撮影で一番重要なのは撮影ディレクション。まず、何を伝えたいのか/表現したいのかをクライアントから伺い、全体の撮影カットと各々にあったロケーションや設定を行う事。まず、館内をくまなくチェック。どのスポットで、どのモデル、どの衣装でどんな設定で撮影するか、その順番と時間配分を決めていく。和装の場合はへアメイクや着付けの支度時間があるので、考えたり、交渉したり、段取りする時間は充分にある。撮影者泣かせなのはアジアン独特で薄暗い雰囲気だったが、この情緒ある雰囲気を表現したく、念のために持参したストロボを使用せずに自然光で撮影してみた。

 

かなりのカット数(衣装数)を撮影したが、ほんの一部を紹介してみる。

 

式の為に近くの神社に向かわれる前に新郎新婦を撮影してみた。

 

 

何気に丁度品が素敵。アジアンテイストに和服が絶妙な化学反応を起している。

 

 

 

霧も雰囲気に馴染んでいる。

 

廊下も遠近感が素敵に表現された。

館内の至る所に素敵な絵が飾られている。

温泉に浸かる事も無く、帰路へ。ロケーション、被写体、着物の全てに恵まれた撮影だった。

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