Profoto Japan Tour 2015 セミナー講師

9月末の仙台を皮切に、12月初旬の東京までの6カ所で Profoto Japan Tour 2015 が開催されました。Profotoとは、スウェーデン製のストロボメーカーであり、世界中でハイエンドなプロ向けのストロボ機材を提供しています。特にライティングをシェープするアクセサリーが豊富でこのメーカーのストロボを使用していると様々なバリエーションのある撮影が可能となります。
当社では2014年の夏から導入し、全てのライティング機材をProfoto製に統一しました。特に他社にない特長である電源ケーブルを使用しないバッテリー方式のProfoto B1という機種を使用することにより、スタジオ内は完全コードレス化が図れ、お客様の安全面、ライティング作業の効率性をアップさせ、クリエイティビティーに専念できる時間を創出する事ができました。
そんなProfoto社主催のセミナー&展示会の講師を行いました。私が担当したのは仙台、門司港(北九州)、名古屋の3カ所です。セミナー対象はプロフォトグラファーの皆様です。

(上記の図はProfoto社のサイトより)

そのイベントの中の、アドバンスセミナー「伝えたいイメージをカタチにするポートレートライティング」を担当させて頂きました。私がライフワークとして取組んでいるのは、アナログである表現したい雰囲気やイメージを、デジタルイメージングである写真に体系的、論理的に変換する事です。つまり、イメージを論理的に分解して、感性を使って、自分の修得技術にアクセスしていくプロセスにより、最終的に写真表現をしていく事です。今回のセミナーではその手法や考え方を体系的に説明し、後半はモデル撮影デモンストレーションを行いました。


(上記写真はProfoto JapanのFacebookより)

モデル撮影のデモでは、求めるイメージや風合い、形容詞を決めて、ライティングを施し、撮影を進めて行きました。イメージをカタチにする為には、単にライティングのみならず、衣装、ヘアメイク、ポーズ、表情までをコンセプトに統一する事が必要です。その為、モデルの方にはその場でターゲットイメージについてのコンセプトを話しながらデモを進めて行きました。
明るい雰囲気をベースとして、暗さや陰影系をベースに、カラフルなイメージと大きく3種類に分け、それぞれに詳細なイメージをテーマとしてライトを作って行きました。

デモで撮影したほんの一部の写真を紹介します。


(以上、仙台会場にて モデル:ノウィキ茉莉さん MOC所属)




(以上、門司港会場にて モデル:大森美知さん CGE所属)






(以上、名古屋会場にて モデル:道端史帆さん CGE所属)

セミナーデモという限られた環境、時間の中で、1カ所当たり15種類ものライティングを説明しながら行う事ができました。これもモデルの方々やヘアメイクスタッフの技量や感性、スタッフやアシスタントの方々の協力と、暖かい観客の皆様のお陰です。衣装とヘアメイクスタイルについてのみで、ほとんど事前打ち合わせない中、モデルの方と求めるイメージを共有する事が出来き、演出して頂けました。有難うございました。
フォトグラファーにとって多忙な時期にも拘らず、セミナーに参加して頂いた皆様、どうもありがとうございました。また、Profoto Japanの河原社長以下スタッフの皆様、この様な機会を与えて頂き、また、運営上、現場でのサポートを頂き、どうもありがとうございました。

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