ワークショップ「ポートレート撮影の基本を学ぶ」実施

11月5日(土)の午後にワークショップを行いました。今回は「ポートレート撮影の基本を学ぶ」です。このワークショップは自然光、環境光で撮影する内容でした。

そもそも写真撮影が上手くなりたい人、撮影が苦手な人には2種類あります。ひとつは技術的に撮りたい画が撮れない人、もうひとつは何を撮っていいのか分からない人です。少なくともこのワークショップでは撮りたい画のアイデアが浮かべば、それをカタチにできるレベルの技術を習得する事を目標としました。

まずギャラリースペースで、“写真撮影との付き合い方や期間” と “受講目的や目標” を受講生から伺いました。これにより進め方や話の途中のtips等の内容を微妙にアジャストしています。また、受講者毎にレベルが違った場合も微妙に難度を調整したりできます。少人数制ならではです。

最初に机上で、A4用紙一枚に撮影の基本について纏めたものを配布して、その内容を話しました。一番重要なポイントである、「撮影の際のアプローチ方法」。その後、具体的に基本事項として、ライティング、露出設定、ヒストグラムの読み方について伝えました。

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そして、構図とピント合わせ、表情、ポーズ指導の理論とコツについてをスタジオで実習を行いながら進めました。
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さらに、RAW現像の方法を説明しました。最後にこのワークショップが終わってからが大事であり、独学で学べる様に、「上達法法」について、そして「撮影の際に押さえておくポイント」と「日頃から押さえておくべき事項」についてのシートを配布し、説明しました。

オンタイムで終わった後、ティータイムとして、お茶とスゥイーツと共に、色々と話をする機会を作りました。

受講生の一人が最初に話した「撮影の際のアプローチ方法」が新鮮で今迄に無い発想だったというコメントがありました。私は撮影する際はまず、「伝えたい事」を咀嚼し、ターゲットイメージを設定して頭の中に絵コンテを作ってみます(感性、人間力、世界観、アイデア)。そして、それを逆算して、アプローチの検討(論理的思考)を行います。後は自分の持っている最適な技術にアクセスします(アクセス力)。そして構図を考えシャッターを押す(美的感覚、反射神経)だけです。従来はターゲットイメージの設定というアプローチでは無く、現場で被写体を見て、キレイな画づくりをするというアプローチ方法だったのでしょう。

そして、何を撮影するのかのアイデアはどの様にして生まれて行くのか、そのアプローチ方法と日頃からのトレーニング方法について等をお茶を飲みながら話し込みました。

11月12日(土)15-17:30にはワークショップ「作品撮りワークショップ」を行います。こちらの方は基本的な露出の理論を理解出来ている中級者以上です。作品撮りをケーススタディーとして少人数制でゼミ形式によって考えながらライティングをはじめとする画づくりを行って行きます。スタジオでのストロボを使用するので、光を創り込んで行けるので、演出や画づくりのアプローチの個性が発揮できそうです。申込は、http://www.portrait-school.com/workshop.html まで。多少の枠があります。我こそはという方、ご参加をお待ちしております。受講生の皆様との出会いと化学反応が楽しみです。

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