感性

本日は1ヶ月ぶりの完オフ。

ゆっくりめに起き、ペリエを飲みながら、頭にブランチメニューが浮かんだ。バジルとトマトのショートパスタと、私好みの少し厚めで斜めにカットされたフランスパン。

早速、近くのパン屋にシンプルなバケットを買いに行く。新人と思われる女性店員にレジの順番が当たる。カットを希望すると、「2cmでよろしかったですか」と尋ねられ、「いや、3cm位でお願いします」と回答する。出来上がったパンを見ると、1cmや2cmと厚さ、カット角度がまちまち。何と、感性が鈍いのだろうか。これでは対価と思えなかったが、後ろには列が出来ていたので、指摘せずに、その場を去る。私のブランチイメージは崩された。

午後からは、日本橋の高島屋で開催されている草乃しずか氏の日本刺繍展に行く。それはそれは素晴らしかった。彼女のお母さんの三星静子氏は96歳で現役の古布パッチワークアーティスト。親子がコラボレーションをして創作活動すること自体が素敵だが、その際のプロセス映像がまた、素晴らしかった。それは親子同士とはいえ、クリエイター同士の拘りのぶつかりが表現されていた。素晴らしい感性。

その後、地下の食品売り場に行くと、「いらっしゃいませー」とカナきり声を発している女性店員がいた。目をやると、お客さんに背を向けたままだった。感性が鈍い。

コーヒーを飲みに、別フロアーの喫茶店に入る。着席するなり、別のお客様が来たということで、別の席に移される。店内のライトもカフェなのに暖色ライトではなく、蛍光灯で明るすぎる。感性が鈍い。会計の際、「席を移動して頂き、申し訳ございませんでした」との一言。この感性はグッジョブ。

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