ポールダンサー撮影

先日、ポールダンサーの方の撮影を行った。以前にもポールダンサーの撮影を行ったことがあるが、共通していえることは腹筋はじめ、体がしまっており、競技スポーツかと思ってしまう。確かに何にもコツというのはあるとは思うが、空中で体を腕のみで支えるにはかなりのパワーが必要なのだろう。力を使っても、体や顔はしなやかに、セクシーに、柔らかく表現するのがポイントなのだろうかと勝手に素人が推測してしまう。

彼女はスタジオに金髪、ほとんど白髪で現れた。写真撮影をしていると色々な風貌の方々と接することがあるので、その様な外面的なことで驚くことはない。私が驚いたのは別にある。今日のブログのテーマとして「オリジナル」ということについて記載したい。

彼女は自らが作曲し、演奏した曲に併せてポールダンスを踊る。まさに、クリエイターであり、表現者である。

私はいつも撮影する際に被写体(又はディレクターの方)と表現したいテーマ、コンセプト、イメージ、空気感を一致させる為に、色々と撮影を開始する前にお話をさせて頂く。その方の世界観や人間観を知りたいからである。

彼女は子供の頃からピアノ、オルガン、バイオリン等を演奏し、且つ色々なダンスを経験されてきた。また、海外生活も豊富な様で、多様化する文化の中で自己を表現する習慣が身に染み込んでいるのだろうか。確かに海外生活経験があると、意思決定の選択肢が広くなり、発想にもボーダーを設定しない。その結果、「オリジナリティー」を持つことが意識をせずに普通のことになるのだろう。

「オリジナリティー」を持っている人の共通点は自分では当然であり、「オリジナル」ということについて意識をしていない。そして、自分が個性的であるということを感じていない傾向にある。逆に自分のことを「オリジナリティー」があり、自分のことを個性的だ、人に比べて変わっている、という人に個性的な人はいない。人よりも変わっていたいと願うマジョリティーの凡人達だと思う。

偉人から影響を受けることは素晴らしい。しかし、コピーは良くない。画家であれば、ピカソやゴッホの作品のコピーするのではなく、「オリジナリティー」をコピーして欲しい。音楽家であれば、バッハやベートーベンやビートルズの作品をコピーするのではなく、「オリジナリティー」というものをコピーし、オリジナルの曲を創作し演奏して欲しい。松下幸之助やビルゲイツを尊敬するのであれば、パナソニックやマイクロソフトでサラリーマンをするのではなく、会社や事業を創出するという箇所をコピーして欲しい。

前述のごとく、イメージあわせのために、彼女持参の音楽をBGMにして撮影を進めていった。

彼女を撮影することで、色々と感じること、考えることができた。凡人で、煩悩だらけの私も少しでも彼女の様に、体の細胞の中までに「オリジナリティ」を植え付けたいものだ。

そうそう別件だが、彼女は私のHPを見て、スタジオに来て頂いた。私のブログを読まれているとのこと。こんな奇特な方がいらっしゃるのにも驚いた。私のブログは誰も読んでいないのだろうと思っていたのでびっくりであると共に、最近、更新をサボリがちなので、身を引き締めたい。

彼女の名前はJINAsさん。また、お会いできる機会があれば、楽しみにしております。

現在、WEB制作中のこと。写真を見るのが楽しみ!!

(JINAs さん、寒い毎日ですが、お体にご自愛頂き、今後とも素晴らしい音楽とダンスを創作&表現下さい。)

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