3 月
9
2010
先日、ある学生から、「カメラマンになりたいのですが、何が必要ですか」という単純な質問を受けた。漠っとした質問な為、どういう回答を期待していたのかは最初は理解できなかった。後で分かったことは、彼は最低限どんな機材を揃えたらいいのか、それはどの程度の金額が必要なのかという少し「?」な回答を期待していた様。私も単純に回答した。「美しいものと、そうで無いものとを見分ける能力」と。
色んな現場で、フォトグラファー、ビデオグラファー、モデル、ヘアメイク、スタイリスト、アートディレクター等のクリエイター達と出会う。次回も一緒に仕事をしたいなと思う人、上手いなと感じる人は、年齢、経験、クレジットではない。やはり、「美しいもの、そうで無いものとを見分ける能力」のある人。そこに尽きるなと最近、つくづく感じる。
以前のブログ、スタジオHP、当HPでもアナウンスしたが、4月から毎週水曜日の夜にポートレート写真塾を開講する。講義や授業ではなく、ゼミ形式で行われる。つまり主体者は塾生自身であり、講師ではない。プロ、アマ問わず、同時に行う。その理由はHPの写真塾のメッセージに記した。
感性がいいか、悪いかは自分では気づかないし、自己評価することではない。また、ゼロワンの世界でもない。人はほんの少しの助言を受けるだけでも、自分の感性をカタチにすることは可能。そして、それを安定して行う技術を身にしみ込ませれば、気がつけば「自分はフォトグラファー」と名乗れるレベルになっている。
その為に必要なことは「探究心」。一方的なハウツー修得型のレッスンだと、そのバランスが分からないのと、応用が効かない。また、不要な事項まで暗記する必要があり、修行時間がかかり過ぎてしまうこともある。自分の作品について、良くも悪くも課題に気がつき、それを実験して解決して行くと、納得がいく。その反復により、自然と自分のスタイルとなっていく。
単純に、(1)今よりもワンランク上の写真を撮れる様になりたい方、(2)デジタル一眼レフライフを楽しみたい方は、デジタル一眼レフのカメラ持参でお越し下さい(機種不問)。お会いできるのを楽しみにしております。


詳細 http://www.sodaplaza.com/workshop/juku.html
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3 月
5
2010
昨日、本日(3月3日、4日)の2日間、日本美容専門学校のヘアーショー (Graduation Stage 2010)の撮影を行った。
今回は動画撮影だったので、3台のビデオカメラと1台のスチール(ビデオ挿入用)とでチームを組んで行った。私はスチールを担当したが、今回は刻々と変化するステージのライティングに対応することと、ライトを考慮してのシャッタータイミング。従来、私はスタジオポートレートのみならず、屋内外問わずのイベントスナップ(舞台、スポーツ、報道系、ポートレート等)も100%マニュアルで撮影してきた。しかし、リハーサルでのライティングと出演者のフォーメーションやスピードを考えると不可能だと気づいた。レンズ開放にして、ISOを上げて、絞り優先で撮影した。それでも難しかったのは、カメラは服の色や生地を読めないということ。たとえ、絞り優先モードであってもピントを合わした箇所と時点でのカメラアジャストであり、絹系の白い衣装には苦労した。結論、初日のリハーサルでのテストシューティングで、その問題は解決した。多分、いきなり本番撮影だと最初の方は苦戦したに違いない。今回の撮影目的はあくまでも動画への挿入用なので、16 : 9 の画面をイメージしながら撮影に臨んだ。
プログラムはヘアーショーのみならず、毎年、音楽美学特別授業の一環での芸術鑑賞としてコンサートが開催される。今回はギターとカホンによるヒュージョンの世界ということで、ギタリストとパーカッショニスタとのコラボレーション。スペインで音楽修行をし、現在は米国オレゴン州ポートランドを拠点としてフラメンコ&ラテンジャズの演奏を行うギタリストのToshi Onizukaさん、そして、長谷川きよし氏、葉加瀬太郎氏等と共演するパーカッションプレイヤーの第一人者の仙道さおりさん。
私の主観だが、ジプシーキングを彷彿とさせるラテンサウンド。オリジナル曲があるのが嬉しい。私のブログにも何度も記載しているが、私の基本的発想は音楽に関わらず、あらゆる芸術や経済活動も含めて、人生、生き方の全てはオリジナル、創造することを評価する。さすが、スペイン生活、アメリカ生活が長いのか、ToshiさんんのサウンドにはCORAZONを感じる。リハーサル時、終了後にもお話をさせて頂いたが、とても温和で気さくで素敵な方。
仙道さおりさんからは、カホンの歴史を伺った。コミュニケーション手段として箱や缶を叩いていたというアフリカの悲しい奴隷時代の歴史とそれをプラスに転嫁した彼らの素敵な行動についての話に感銘した。大変、力強く、体にしみるサウンドだった。笑顔でユーモアーがある美しい方で、どこからあのリズムやエネルギーが出るのだろうか。

普段は一緒に演奏していなくても、音楽家同士、感性やコラソンが化学反応を起こし、すぐに溶け合う様にすばらしコラボレーションができるのだろう。私は演奏が終わると思わず拍手をした。直後に思ったのは、「撮影者がカメラを置いて拍手して、どないすんねん!」
その後、学生達によるヘアーショーが始まった。最初の教務の方のお話にまた、感銘した。学校の考え方として、美容師は技術のみならず、多くの芸術に触れ、感性を養い、文化と幅広い教養が必要であるということ。全く同感。文化や教養の香りがしない方と接しても面白くない。私はお客の立場では、ハウツーのみで髪をカットしてもらうよりも、文化や教養のバックグランドを持った美容師にヘアスタイルを創造してもらいたい。そして、ヘアーショーを創り上げていくことは学生達が学校で学んだ技術のみならず、幼少の頃からの家庭教育の中で育まれた感性を発揮する場であるというお話も、もっともだと思った。



美容師の国家試験や卒業前の多忙な時期に、学生自身が、企画、準備、出演してショーを創造することは大変だったと思う。皆の努力に敬意を表す。
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3 月
1
2010
今日から3月。1月、2月、3月は「行く、逃げる、去る」とよく言ったものだ。この間、新年を迎えたばかりの様な気がする。日中は急に春らしくなった。また、すぐに寒くなるのだろうが。
本日は美容専門学校の学生の作品撮影を行った。卒業前の最後の作品だろう。グループでの作品であり、コンセプト、モデル選び、衣装、アクセサリー、小物、ヘア、メイクを皆で協力して、創り上げる。そのため、今日は私の世界観での撮影をせずに、できる限り、現場で仕切ることはやめた。皆がポーズや表情を指示し、私もリクエストに応えるスタンスで撮影に臨んだ。ただ、私は誇張したポーズや表情は好まず、その様なタイミングではシャッターは押さない傾向にあるので、自然に自分のテイストになってしまうかもしれない。
ここ数年間、卒業制作の作品撮影を行っている。以前は強い女性、ハードな雰囲気の作品もたまにあった。そして、かわいらしさを全面に出した作品が続いていた。しかし、リーマンショック以降はやわらかい、ふわっとした、自然な、主義主張のない作品が傾向だった。不況疲れであろうか、久しぶりにコントラストの強い作品を学生達は希望してきた。



学生達は機材運搬、設営、レフ当て、撤収等、よく気が利いて手伝ってくれる。皆も卒業し、美容師になると修行の日々が続き、なかなか作品撮りをする機会がないかもしれない。しかし、今回の様にコンセプトからヘアメイク、撮影を行ったことはきっといい経験になることと信じている。私も学生と接することができ、色々と学ばせて頂いた。皆、ありがとう。
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2 月
28
2010
昨日、大阪へ行ってきた。

私は大阪出身で、大学を卒業するまで住んでいて、その後、一時的に住むことがあったが、ここ数年はほとんど行くことすらない。今回、JRや阪急電車に乗る機会があったが、整列乗車をしているのには驚いた。大阪人に失礼かもしれないが。
今回は友人の結婚披露宴があるので、まず、ザ・リッツ・カールトン大阪へ向かった。大阪駅からホテルに向かう際の地下街は美しかった。花壇、滝、壁画等があり、スペースの使い方にも余裕やセンスを感じた。



JR大阪駅から徒歩7〜8分位はかかるが、まったく飽きずに20分くらいかけて、ゆっくりと歩いた。比較的に新しいホテルだが、内部はクラシックで落ち着いた雰囲気だった。
友人の内田真一郎君と和佳子さんの披露宴に出席。彼は1871年に創業した内田写真株式会社の現社長のご子息であり、披露宴会場に入るまでの通路はウェディングフォトの大きな額が並んでいて、まるで美術館の様だった。会場では多くの写真関連の方々にもお会いできた。素晴らしい演出であった。

会場には約140年前の創業当時に使用されていたカメラが飾ってあり、そのカメラを使用しての新郎新婦の撮影も行われた。楽しい時間を過ごさせて頂いた。
そして、披露宴終了後に、母校の関西大学へ向かった。昨年末にアメリカンフットボール部であるカイザースは甲子園ボウルで優勝し、学生日本一になり、その祝賀会が学内にある大きなホールで行われていた。下の写真は、甲子園ボウルの優勝カップと、本物のヘルメット。

あらためて感動が蘇る。多くの学校関係者やOB達と出会った。現役の学生は皆、ネクタイにブレザー姿で、規律正しい若者達.。その正のエネルギーや空気感が気持ち良かった。まったく邪気の感じない若者達であり、今後とも目標に対して素直な気持ちを持って、真摯に取組んでいって欲しいと強く感じた。
終了後に大学の正門前にある学生時代からの行きつけのカフェに行った。OB達は集い、如何にして現役チームを支援できるかを話合い、コーチ陣達はチーム作りについてミーティングをしていた。
祝賀会の帰りに、お土産として、カイザースのミニチュアヘルメットを現役選手から手渡された。その紙バッグを帰りの新幹線の中でよくよく見ると、KANSAI UNIVERSITYの下に小さく” THINK × ACT “とあった。実にいい言葉だ。私はいつも仕事の場でスタッフ達に対して、行動することに対して「もっと考えようよ!」と言い続けている。
先日のバンクーバーオリンピックでも高橋大輔選手や織田信成選手が大活躍した。母校の現役学生達が活躍をすると、頼もしく感じ、勇気を貰える。また、単純に嬉しいもの。
めでたいことの多い1日だった。
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2 月
21
2010
先日、ある男性のポートレート撮影を行なった。
人物撮影は圧倒的に女性が多い。プロのフォトグラファーに依頼してのスタジオポートレートのみならず、日常的にも友人との撮影でも女性の方が圧倒的に写真を楽しんでいる。その人生の瞬間、瞬間をより美しく、より楽しく記録に残したいという気持ちがあるのだろう。撮影自体をひとつのイベントとしても楽しんでいると思える。
男性が自分の意志で写真撮影を行なうのは、記念写真や人生の瞬間を残すというよりも、自分の生き様を表現することが目的になるのではないだろうか。
メイクし、着飾り、装飾によって美しくしようとするのではなく、男性は皺や人相までを見方にして味を出す。まったくアプローチが異なる様な気がする。皺、表情、髪や髭、肌のテキスチャー全てが人相でその人の生き様。人に媚びず、挑戦し続ける生き方が、いい表情、空気感を醸し出す。人工的なシャドーを付けることなく、より凹凸のある立体的な顔をしている為、光と影の調和が実に美しい。太陽光もストロボ光も実に美しく陰影を付ける。実績のある人間は人に媚びることも、実力以上に表面を磨く必要もない。
私自身、男女拘らず、厳しい世の中を挑戦し続ける人、信念のある人、いわゆる「味のある人」のみの特権であるその「優しさ」を表現するのが好き。
今回は、キネシオテーピング協会会長の加瀬健造D.C.を撮影した。薬や手術に頼らない自然医療を信念に、この自然治癒力による治療と予防の為に、常に新しい方法と理論を生み出すことに挑戦している方。
常に青春真っただ中の素敵な笑顔を表現することができた。


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2 月
20
2010
歌手のYOSHIEさんがギャラリーのいらっしゃっり、四方山話を。YOSHIEさんは私の1月12日のブログにてビデオと写真で紹介した素敵な女性。本日はオフということで、ほとんどノーメイクと言っていたが、肌がとても木目細かく瑞々しさがあり、しっとりとしていた。ちょうど、私はスタジオで撮影中だったのだが、物撮りだったので、話しながら進めた。
その後、近くのPizzeriaにGo ! 私のブログにも頻繁に出てくるAOI NAPOLI。天気のいい土曜日の昼に相応しく、迷わずテラス席へ。いつもの気さくなスタッフの皆様。仲良しのYOSHIEさんとはPIZZAとPASTAとをシェアー。
彼女に共感するところは、ストイックで目標に向かって具体的に動くところ、オリジナル曲に拘るところ、そして、人の話を真剣に聞くところ。

坂本店長とも会話が弾んだ。挑戦する人には同じ空気が流れるのだろうか。

AOI NAPOLIに相応しい青い空。
心地よい空気、会話、食事、ティーと時が経つのを忘れ、彼女はボイスレッスンへと急いで向かっていった。
彼女のライブ等のアナウンスはYOSHIEブログへ。
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